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世界的デザイナーの回顧展がまもなく開幕 三菱一号館美術館『マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン』展

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『マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン』が、2019年7月6日(土)〜10月6日(日)まで、三菱一号館美術館にて開催される。

本展は、ヴェネツィアにあるフォルチュニ美術館の全面協力のもと、マリアノ・フォルチュニの代名詞でもある、上質な絹を染め上げ手作業で細かくプリーツ加工を施したドレス「デルフォス」を中心に、フォルチュニによる絵画、写真、版画、プロダクトデザインを紹介。ほかにも、作家が所蔵した着物の染め型紙などのデザイン関連資料等を含め、総合的に展覧する。

なお、7月6日(土)14時からは、フォルチュニ美術館・館長のダニエラ・フェッレッティ氏、陣内秀信氏、朝倉三枝氏を迎え記念シンポジウム「万能のデザイナー、マリアノ・フォルチュニと水都ヴェネツィア」を開催。デザイン、ファッションや世界遺産・ヴェネツィアについて学ぶ貴重な機会となっている。


chelmico 2ndアルバム『Fishing』8月発売決定、収録曲&ジャケットを一挙公開

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RachelとMamikoからなるラップユニット・chelmico(チェルミコ)の2ndアルバム『Fishing』が、8月21日にリリースされることが決定、そのジャケット写真と収録内容が一挙に公開された。

今作も、デザインはインディーズ期からchelmicoの全アートワークを担当する大倉龍司が担当。幾何学的な図形を用いたイラストが象徴的な、新進気鋭のアーティスト・片岡亮介も参加し、ポップで可愛らしいジャケットに仕上がっている。

アルバムには、爽健美茶のCMソングとしても注目を集めた「爽健美茶のラップ」、テレビ東京ドラマ25『四月一日さん家の』のオープニングテーマ「switch」など全12曲を収録。本日7月5日より、iTunes Storeでは予約注文がスタートしており、8月20日(火)までに予約注文をすると、期間限定価格の1,500円で購入できる。

そしてアルバムを引っ提げての全国ワンマンツアー『chelmico Fishing Tour』のチケット一般発売が7月6日(土)よりスタートする。


 

■chelmicoコメント

Rachel
最近、音楽との距離が近づいてきたなって感じで。
前まではちょっとそわそわしたり、気を使ったりすることが多かったんだけど一緒にいると安心できる仲になってきました!
今回のアルバムでは好きなことをたくさんやったしラブラブって感じです。
詩を書いたりラップしたり歌ったりすることがとても大好き!

Mamiko
今回もまたいい曲がたくさんできました。前回のアルバム「POWER」とはまた違うchelmicoを出せたかなと思います。テンポが落ちた曲が増えていて、かなり我々の好きなように作りました。歌詞カードを読みながら聞いてくれたら嬉しいな。

うさぎの合同写真展&物販展『うさぎしんぼる展』が浦和で開催 謎解きイベントやワークショップも

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3万人以上を動員した人気のうさぎクリエイターが集結する、うさぎの合同写真展&物販展『うさぎしんぼる展』の巡回展が、浦和パルコ(さいたま市浦和区)にて、2019年8月8日(木)~8月21日(水)まで開催される。

浦和での開催は初開催となり、今回は、謎解きイベントに加えて、親子で楽しめるワークショップの開催、福引きや会場でしか買えない限定グッズなども多数展開予定だ。

出展作家陣のトータルSNSフォロワー数は100万人超え。うさぎ界の神と崇められるモキュ様、SNSでも人気のTime is Bunnyやmapi.ponyo.porunに加えて、初出展となるしず華*やMille Feuille de lapinらが出展。初となる浦和巡回展を華やかに彩る。また、小動物の帽子が人気のyuki komatsuの参戦も決定。ハーネスやポーチなど、会場でしか手に入らない限定グッズも用意しており、出展者総数は29組、展示作品数は100点以上となっている。

来場者全員にナップザックをプレゼント!8/4は浦和レッズのホーム戦

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浦和レッズは8月4日(日)に『明治安田生命J1リーグ 第21節 名古屋グランパス戦』を開催する。会場は埼玉スタジアム2002。

当日は「浦和レッズオリジナルデザインナップザック」が、浦和レッズを応援する来場者全員(※ビジターチームを応援する来場者を除く)にプレゼントされる。これは、「サッカーのまち浦和の歴史」と「浦和レッズの歴史」をイメージしたもの。チームカラーの赤をベースに、片面には選手やファンの写真が、もう片面には「URAWA REDS」の文字が描かれた。

浦和レッズオリジナルデザインナップザック

浦和レッズオリジナルデザインナップザック

今回のプレゼントは、ファンやサポーターへの「感謝」を込めて行われるものとのこと。その想いを受け取って、当日は力の入った声援を選手たちにおくりたい。

【ニュースを振り返り】7/2(火)〜5(木)のオススメ舞台・クラシック記事

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▼『フローズン・ビーチ』公開稽古レポート&囲み会見 演出家・鈴木裕美「とにかくこの4人の女優を見て欲しい」
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▼ヨーロッパ企画メンバーが思う「ギョエー!」な出来事とは?新作舞台『ギョエー! 旧校舎の77不思議』座談会
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▼笑いを愛し、愛された女性の一代記を藤山直美が熱演 『笑う門には福来る~女興行師 吉本せい~』囲み取材・公開稽古レポート
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▼駒田航がナビゲーター トムとジェリーを大スクリーンで味わう『トムとジェリーとオーケストラ!』の開催が決定
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【昨日のニュースを振り返り】7/4(木)オススメ音楽記事

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あらかわ家インタビュー Abema TVで話題の「アラハウス」3か月でCDを1万枚手売りすればメジャーデビューの家族に迫る

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血の繋がった実の姉弟(きょうだい)と、その父親で構成されるアーティスト集団「あらかわ家(や)」。それぞれが個々に音楽活動を行っていたメンバーだが、「あらかわ家」としてメジャーデビューを目指す彼女たちに、レコード会社から突き付けられた条件は「3か月でCDを1万枚手売り」すること。CDがなかなか売れないといわれてる時代に、このミッションをクリアでき、果たしてメジャーデビューすることができるのか――という、音楽一家の奮闘するリアルな姿を追いかけているAbemaTVの『アラハウス』が話題だ。筋書きのない家族の物語にハマる人続出。今日もどこかでCDを売るために歌を届けている、長女・音々(ネネ/ロックバンド「THE ROARatUS(ザ・ロアータス)」Vo)、次女・ko-ko(こうこ/ボーカルグループ「S.L.B(エスエルビー)」Vo)、三女・夢宇子(ゆうこ/ボーカルユニット「SUN BLAST(サンブラスト)」Vo)、四女・あおい12さい(シンガー・ソングライター/女優「あらかわわこ」、末っ子長男・KOUICHI(コウイチ/ボーカルユニット「SUN BLAST(サンブラスト)」Vo)の、父親・パパ荒川(シンガー・ソングライター)以外のメンバーにインタビューした。

――それぞれがアーティスト活動していく中で、なぜこの「あらかわ家」として、メジャーデビューを目指したのでしょうか?

音々 今でも個々の活動が軸になっていますが、あらかわ家を結成したのは、まず父親が今年の6月24日でメジャーデビュー10周年を迎えるということが、きっかけになりました。50歳でメジャーデビューして話題になって、家族を背負いながらも色々な思いをして頑張っているのですが、パパをもう一度華やかな場所に連れて行ってあげたいというのが、大きなテーマです。それから、長男のKOUICHIが高校を卒業したタイミングで、音楽の道に進むと決めて、家族全員が音楽活動を始めることになったので、やっている音楽はそれぞれだけど、宣伝業務はみんなでやろうと。もう一つは、経済苦の中で全員育ってきて、音楽は自分たちにすごく力を与えてくれたもので、全員パパの事を恨まずに(笑)、結局全員が同じ道を歩みだして、自分たちに大きな力を与えてくれた音楽というものの力を、世の中に発信していきたいという思いが強くなりました。もちろん生活の中で、音楽をそんなに必要としない人も多いと思います。でもそんな人たちにも届けるには、私達一人ひとりの音楽愛を結集して頑張れば、あらかわファミリーとして、小室ファミリーのような存在になれるんじゃないかと。あらかわ家として音楽を売っていこうというよりは、あれかわ家は個々の音楽活動の延長なので、それぞれの活動を飛躍させるためのツールだと思っています。

――「アラハウス」、観させていただいていますが、皆さん色々とアルバイトをやりながら地道にCDを手売りしていますが、ぶっちゃっけ、しんどいですか?楽しいですか?今、気持ち的にはどちらが先に立っていますか?

KOUICHI この前までは本当に80%苦しくて、20%楽しいという感じでしたが、でも徐々にみんなの気持ちも変わってきていて。長女(音々)に頼りすぎてるところもあったし、そういう人任せだった部分が徐々になくなって、苦しいも楽しいもなく、とにかくやるしかないという覚悟に変わったと思う。

――ストリートライヴやイベントに出演した時のシーンを観ていると、CDを一枚買ってもらった時の、感謝の気持ちの大きさは伝わってきましたが、歌をとにかく伝えるということよりも、どうやったらCDを買ってもらえるか、という考えが前面に出ている気がしました。でも徐々に、歌を伝えようという気持ちが強くなってきた感じが伝わってきました。

ko-ko そう言ってもらえて嬉しいです。本当にそうで、1万枚売るために音楽を始めたわけではなく、それはあらかわ家として世に出て行くための一つの課題として、今回こういう形で番組をやらせてもらっています。でも1万枚という大きな数字と向き合わなければいけなくて、確かに一枚一枚が私たちの“想い”ではあるのですが、無理にでも買ってもらうための行動に出ないと、1万枚という数字には到達しないとわかったので、対お金の、ただのやりとりみたいな感じになっていたと思います。でも買っていただいた感謝の気持ちは、日々大きくなっていて、それが歌をきちんと伝えなければという思いになっているのだと思います。

――ツイキャスの反応がすごいですね。ガンガン注文入ってきて、ライヴもすごいけど、ツイキャスの力も大きいですね。

音々 特にあおい12さいがネット中心に活動しているので、ファンも多いし、SNSの使い方が上手です。

あおい12さい 私オタク気質なので、ツイッターでも色々なアカウントを持っていて、ツイッターランドって呼んでるんですけど私は。ツイッターランドのお友達たちが、私が活動してるのもずっと観てきてくれている方が多いので、全国からネットで注文してくださって、応援してもらっています。

それぞれのキャラが出ているのに、ひとつにまとまるのが家族の強みだなって思いました

あらかわ家 撮影:二條七海

あらかわ家 撮影:二條七海

――「DRAMA」という曲はメロディがキャッチ―で、前向きな言葉が並んでいて、すごく耳に残るので、ストリートで威力を発揮しそうですよね。

音々 あの曲はテーマだけ決めて、全員にLINEで投げかけて、フレーズを考えてもらって、集まったものを眺めていたら、一時間もかからないで、ひとつの物語、一曲になりました。家族だからこそという感じで、バンドでやってもできないんだろうなって思いました。サビは夢宇子が鼻歌でメロディを作って、すぐできたよね。

夢宇子 やっぱり私たちあらかわ家としてやる部分で、ストレートに応援歌にしたかった。誰が聴いても、みんなに自分が主役だよということを感じて欲しいと思いました。

――自分たちも歌いながら勇気づけられていますよね。

夢宇子 本当そうですね。思ってもみなかった感覚です。

音々 こんなにいい曲だったんだなって、歌う度に思います。

ko-koうちら今、結構“ドラマ”だよね。

あおい12さい 沁みます。

音々 タイトルは実はKOUICHIがつけたんだよね?

KOUICHI 最初から「DRAMA」って言ってたんですよ。なのにみんなは??みたいな反応で(笑)。

ko-ko  KOUICHIがいうことは、とにかく一回は否定したい、毎回そうなの(笑)。

――でも性別、年齢関係なく響いてくる歌詞ですよね。

音々 ありがとうございます。私たちも自分の言葉で表現すると、こんな風になるんだという発見でした。それぞれのキャラが出ているのに、ひとつにまとまるのが家族の強みだなって思いました。

――それぞれがジャンルが違う音楽を掲げて活動をしていますが、音楽的バックボーンとなると……。

ko-ko みんなそれぞれ、好きな音楽や影響を受けた音楽は違います。それぞれの部屋がなかったので、好きな音楽を聴く時はイヤフォンやヘッドフォンで聴くしかなかったけど、でもみんなが共通して好きな音楽は、家で流れていた、ディズニーの歌とかミュージカル調の音楽で、それを聴いて歌いながら踊っていました。

音々 軸になってるのはそこだもんね。

あらかわ家で活動して欲しいという人も出てくるかもしれないし

あらかわ家 Photo by abemaTV

あらかわ家 Photo by abemaTV

――それぞれがバンド、ユニット、ソロで活動していますが、その中でやっぱり5人が集まって音楽を奏でる時というのは、また音楽に対する向き合いからが変わってくるのでしょうか?

音々 何も考えないでできるのがあらかわ家という感じです。起きてすぐパッとできるのが5人なのかもしれないですね。そういう意味では、私は自分がやっているバンドの中では、自分が理想としているボーカル像を追いかけてやっている部分が強いと思います。でもあらかわ家の中では、そのままの自分でいることが役割なのかもしれません。家族でやっているよさもあれば、悪い部分もあると思いますが、心の楽さはすごく大切にしたい部分です。

ko-ko 今、たぶん番組を観てくれている人の中にも、勘違いをしている人も多いんじゃないかなって思っていて。確かにあらかわ家として活動してはいますが、それぞれの活動が真ん中にあって、そこをわかっていただけないと、趣旨が変わってしまってただのグループになるので、そこが難しいところですよね。

KOICHI CDを買ってもらう人にも、路上でそれぞれが自分達の持ち歌をやっていなければ、5人で「DRAMA」を歌っていたら、5人グループのCDだねって思ってしまうので、仕方ない部分もあるかもしれないけど、難しいですよね。

――CDも全編あらかわ家の曲って勘違いする人もいるでしょうね。

音々 もしかしたら中には、あらかわ家で活動して欲しいという人も出てくるかもしれないし、色々な声は出てくると思うけど、でも結局入口はどこであれ、自分たちが向かっているところがちゃんとわかっていて、しかも全員が売れたいという気持ちがあって、全員が世の中でそれぞれのジャンルでヒーローになっていくには、あらかわ家っていうわかりやすいキャッチーなものを、プラスとして捉えていきたいなと思っていて。あらかわ家を入口に、ロックやソウル、HIP-HOP、色々な音楽に興味を持ってくれると嬉しいです。

あらかわ家 Photo by abemaTV

あらかわ家 Photo by abemaTV

――入口が広くて、中に入ると色々な部屋があって、そこから様々な音楽が聴こえてくるという感じが楽しいCDですよね。

音々 嬉しいです。私たちは音楽に幸せをもらったので、音楽の素晴らしさを伝えていきたいという思いだけなんです。

――「あらかわ家」では全てをさらけ出していますよね。夢宇子さんの食べっぷり、見事で、好きです(笑)。

夢宇子 あまりしゃべるのが得意ではないので、食べてます(笑)。

ko-ko 食べる時、すごくしゃべるよね(笑)。

夢宇子 基本、色々なことに対してあまり興味がなくて、でも食べることは大好きです。食べないと声が出ない(笑)。

音々 あと、歌うことだよね。音楽というより、“歌うこと”に興味があるんだよね。

夢宇子 そこは誰よりもあります。

あおい12さい 家族の中では歌唱力の高さは一番だし、練習も人一倍しています。

夢宇子 トイレでね。窓がないからスタジオはトイレなんです(笑)。

この子たちを売ることが私の生きる道だって思っています

あらかわ家 Photo by abemaTV

あらかわ家 Photo by abemaTV

――2016年には音々さんの脳腫瘍が発覚して、大手術を受け10万人に2人といわれる奇跡の生還を果たしたとお聞きしました。この件も、あらかわ家の存在に大きな影響を与えているのでしょか。

ko-ko音々ってうちの家族の元気玉なので、その元気玉が本当に死ぬかもしれないって宣告されて、でも絶対考えたくなかった。

音々 病院に行ってすぐに悪い状況だってわかって、そのタイミングでもう年は越せないですね、半身不随覚悟の手術をするしかないって言われて。それを言われた時、女子達は歯を食いしばって泣かないようにしていたのですが、KOICHIは、人ってこうやって膝から崩れ落ちるんだっていうくらい、泣き崩れていました(笑)。それがライヴ10日前だったので、私は絶対出るって暴れて(笑)、でも母親に怒られ、あきらめました。

KOUICHI 初めて音々抜きでライヴをやりました。それでみんなの意識が変わったというか。

ko-ko 音々は家族全員を束ねる、まさにサザエさん的存在なので、そのリーダーがいなくなって、みんながみんなのことを思い合わないと、絶対無理だってわかったので、4人で結束して、気持ちは強くなりました。

――音々さんは太陽みたいな存在ですよね。

夢宇子 音々の代わりはできないですよ、頑張っても。代わりはできないけど、自分たちの形で思いを集めることはできるから、それを必死にやるしかなかったです。

音々 でもそれはお客さんに伝わって、感動してくださったみたいですね。私は会場には行けなかったけど、奇跡的に生還することができて、せっかくこんな奇跡が起きたんだったら、この子たち全員が売れる奇跡だってあり得るって思いました。私自身がそこで大きく変わったんだと思います。

――まさに「生かされてる」と思いました。

音々 本当にそう思いますね。生きているんだったら、この子たちを売ることが私の生きる道だって思っています。

ko-ko  めっちゃ強いんですよ。生きる力も人並以上に強いと思うし、私たちに対しての思いや愛情も本当に強いです。

音々 不思議なんですけど、あそこからの展開って、やっぱり何かが違うんですよね。生き返ってからの軌道は何かが違うというか、もちろんそこには生命力の強さが生み出すものがあるとは思うし、その強さが生まれたのかもしれないけど、こうも違うのかっていうくらい感じるところはあるし、物事が開けていくことも多いです。つてを頼りに、3年間DMを送り続けた、ワーナーミュージック・ジャパンの鈴木竜馬さんともお会いすることができて、今回のお話につながりました。そこにかけるパワーが違うと言われたらそうかもしれないですけど、でも私一人の力ではなく、本当にたくさんの方の協力あって、今があります。

あらかわ家 Photo by abemaTV

あらかわ家 Photo by abemaTV

――「アラハウス」も含めて、色々な人を音々さんの、あらかわ家の熱さが巻き込んで、その熱が広がっていっています。

ko-ko 意味のない“常識”とか、煩わしいこととか、そういうのも全部取っ払えるくらいの面白さと明るさと、音々の強さで、どんどん味方になってくれる人、本当に私たちのことを信じてくれている人たちが、増えていって、今、道が拓けていっていること実感しています。最初は家族だけだったけど、家族以外のマネージャー、AbemaTVのスタッフも含めて、みんながあらかわ家になってくれています。

音々 「君たちってアメリカンだよね」って言われたことがあって、よくわからないけど嬉しかったんです。私たちの良さってずば抜けた明るさと、例え生死を彷徨おうが、お金がなかろうが、やっぱりその力でのし上がってきているところだと思っていて。悲しみや苦しみを乗り越える美学みたいなのもが、日本ではよしとされている部分があると思うけど、そうじゃない、とことんポジティブな思考で拓けていく部分だってあると思うから、そこは訴えていきたい。

――唯一の男子、KOUICHIさんは強力なお姉さんがいる中で、俺が引っ張らなきゃという思いは強いですか?

KOUICI その思いは芽生えているはずなんですけど、でもやっぱり姉たちについて行っちゃいますね(笑)。

音々 でも色々気を遣って、言ってくれたりもするんですけど、でも誰も相手にしないという…(笑)。

夢宇子 KOUICHIはそういう位置ですね。

――あらかわ家主催のライヴ「NO MUSIC, NO FAMILY !」が8月に開催されますね。

音々 あらかわ家恒例の、家族対バンイベントで、このイベントには老若男女幅広い年齢層の方が来て下さるので、座れるスペースも用意して、普段あまりライヴハウスに行かない人でも気軽に音楽を楽しめるようにしています。フェスなんだけど、公演にでも来たような感覚で、孫とも来れるし、旦那さんを置いて一人でも観に来れるしっていう場所にしていきたいです。

あおい12さい 映画『Sing!』をやりたいんですよ。あれが私たちの目指してるところなので。みんなが入れ替わり立ち替わり歌って、集まって歌って、それぞれお客さんが疲れないように3~4曲ずつという感じです。パパは1曲か2曲(笑)。

――パパにもっと歌わせてあげてください(笑)

音々 パパの歌は、CDでは最後に入っているんですけど、ライヴではちょうど真ん中くらいに登場予定なので、嬉しそうに子の七光りを浴びています(笑)。

ko-ko パパもトイレで毎日練習しています(笑)。

 

取材・文=田中久勝

山崎育三郎、カバーアルバム発売記念リリースイベントを開催 「お祭りマンボ」ほか生歌を披露

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山崎育三郎が7月3日にリリースしたカバーアルバム『MIRROR BALL’19』のリリース記念イベントを4日、タワーレコード渋谷店B1「CUTUP STUDIO」で実施した。

約1年ぶりのアルバムリリースということで、会場は約300人のファンで満員。今回は「ミラーボール」をテーマにしたカバーアルバムということで、最近テレビ出演などでおなじみとなった和洋折衷の衣装で登場。

山崎育三郎

山崎育三郎


山崎育三郎、ヒャダイン

山崎育三郎、ヒャダイン

アルバムに関するトークのコーナーでは、今作のプロデューサー“ヒャダイン”が登場。イベントでは初共演となり、このカバーアルバムへの熱い想いを語り合った。「かけめぐる青春」は、最初からヒャダインが山崎育三郎&城田優と決めていたという話や、「フレンド・ライク・ミー」はヒャダインのリクエストで子供風やキモイおじさん風など山崎育三郎が何人にも扮して歌ったなど、レコーディング時のエピソードが披露された。

山崎育三郎、ヒャダイン

山崎育三郎、ヒャダイン

この日は偶然にもヒャダインのバースデー。山崎育三郎がサプライズでお祝いの花束を渡す場面もあり、会場は暖かいムードに。
そのあとは今年年頭のツアー以来の生歌歌唱へ。アルバム収録曲の「Hot Stuff」と「お祭りマンボ」を歌唱し、会場は“ワッショイ、ワッショイ”と盛り上がった。終了後、握手会もおこない久々にファンとの交流を楽しんだ山崎育三郎は「今回のこの作品がもっとお客さんに届いていくよう、これからまだまだがんばっていきます!」と語った。

リリースイベントはこのあと6日(土)にもイオンレイクタウン(越谷市)でおこなわれる。


撮影=鎌田実希

山崎育三郎

山崎育三郎

山崎育三郎

山崎育三郎


『HiGH&LOW THE WORST』でGENERATIONS・中務裕太&小森隼が俳優デビュー 数原龍友の初ソロバラード曲は劇中歌に決定

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10月4日から公開される映画『HiGH&LOW THE WORST』に、GENERATIONS from EXILE TRIBEの中務裕太と小森隼、俳優・白洲迅らが出演していることがわかった。

『HiGH&LOW』は、EXILE HIROが総合プロデュースするドラマ、配信、コミック、ベストアルバム、ドームツアーなど、複数のメディアやエンタテインメントを巻き込み展開した一大プロジェクト。三代目 J Soul BrothersやEXILEらEXILE TRIBEのメンバーや若手俳優らがメインキャストとして出演し、山王連合会などさまざまなチームが割拠するSWORD地区での抗争を描いてきた。

最新作である『HiGH&LOW THE WORST』は、コミックス累計7,500万部を突破する高橋ヒロシ氏の不良漫画『クローズ』『WORST』とのクロスオーバー。企画プロデュースのEXILE HIRO、久保茂昭監督、大内貴仁アクション監督ら『HiGH&LOW』シリーズのチームが再結集し、“邦画史上最大級”のアクション映像を再び仕掛ける。また、髙橋氏と『HiGH&LOW』の脚本チームが共同で『クローズ』『WORST』の戸亜留市と『HiGH&LOW』のSWORD地区、両シリーズの主な舞台となった街が交差した世界を構築。『HiGH&LOW』の鬼邪高校と、『クローズ』『WORST』のスキンヘッド軍団・鳳仙学園が登場。鬼邪高は全日制との間で保たれていた均衡が崩れ、各一派が覇権を競う“一大戦国時代”の中、鳳仙学園と激突。鬼邪高校全日制の転入生・花岡楓士雄役でTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE・川村壱馬、高城司役で吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)らが新たにシリーズに参戦し、鳳仙学園の新世代リーダー・上田佐智雄役で志尊淳がキャスティングされている。


追加キャストとして発表された、GENERATIONS from EXILE TRIBEのパフォーマー・中務裕太と小森隼は、本作で俳優デビューを果たすことに。ふたりは、“希望ヶ丘団地”と名付けられたマンモス団地で育ち「絶大なパワーを持つ」という、尾々地真也と正也の“オロチ兄弟”を演じる。劇中では激しいアクションのほか、鬼邪高校の番長・村山(山田裕貴)とのシーンも。オロチ兄弟は、花岡楓士雄(川村壱馬/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE・ボーカル)の幼馴染とのこと。

左から、小森隼、中務裕太 (C)2019「HiGH&LOW THE WORST」製作委員会 原作:髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX

左から、小森隼、中務裕太 (C)2019「HiGH&LOW THE WORST」製作委員会 原作:髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX

同じく、希望ヶ丘団地の幼馴染・桐原誠司役でドラマ『僕はまだ君を愛さないことができる』主演などの俳優・白洲迅、石井マドカ役でドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』やNHK連続テレビ小説『なつぞら』の富田望生が登場。演じる。また、キーマンとなる前川新太役でドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』が矢野聖人が出演。鬼邪高校VS鳳仙学園の激突の裏で、姿が見えなくなった新太の行方を探しながら、絆を深めて成長していく幼馴染たちの友情物語が描かれるという。

くわえて、オロチ兄弟のテーマ曲は、GENERATIONSの書き下ろし楽曲「SNAKE PIT」に決定。さらに、書き下ろし劇中歌は、GENERATIONSのボーカル・数原龍友が初のソロとして歌うバラード曲「Nostalgie」に決まっている。

中務・小森・数原らのコメントは以下のとおり。

 

中務裕太(オロチ兄弟・尾々地真也 役)

――俳優デビュー作について

HiGH&LOWはLDHの一大プロジェクトでもあり、自分自身HiGH&LOWのファンで好きな作品が、俳優デビュー作になるのはとても光栄です。

――オファーを受けた率直な感想。

ずっとHIROさんに「HiGH&LOWに出たいです」と直談判していましたので、オファーを受けた時は夢が叶ったと、すごく喜んだのを覚えています。不安な気持ちよりワクワクの気持ちの方が大きかったです。

――初めて演技に挑戦した感想。

演技は自分じゃない誰かの人生を生きられる・・そんなすごくいい経験をさせていただけました。今までの自分だと感じれなかった感情や感覚がありとても楽しかったです。

――アクションやその他で意識したこと。

アクションは不良上がりの鳶職の役という事で、綺麗なアクションではなく出来るだけ泥臭くなるようにワザと荒くやってみたりしました。普段からアクロバットなど身体を使う事は得意なのですが、アクションはアクロバットとはまた違う感覚で練習から楽しんで取り組む事ができました。

――ファンに向けてのメッセージ。

この度、初の演技に挑戦して人生の中でとても貴重な経験をさせていただきました。まさかダンス一筋でやってきた自分が演技をする日が来るとは思ってもいませんでしたので、自分自身とても驚いています。尾々地真也を演じ役に入り込んでいくにつれて、中務裕太とは違う感覚が自分の中で芽生えてきてとても不思議な感覚でした。これからのGENERATIONSのパフォーマー人生の中で、必ず活かされるような経験をできた事をとても誇りに思っています。出演者の皆さん、そしてスタッフの皆さんと共に作り上げた、笑いあり、涙あり、アクションあり盛りだくさんの素敵な作品になっていますので、この作品がたくさんの方に届く事を心から願っています。

 

小森隼(オロチ兄弟・尾々地正也 役)

――オファーを受けた率直な感想。

オファーを受けた時は正直何も考えられませんでした。今までGENERATIONSとしてグループの活動しかしたことがなく、個人的にはMCの仕事やバラエティなどが多かったこともあり、自分が役者として現場に行くこと、どの様な姿勢で取り組むべきなのか本当にイメージ出来ませんでした。ですが、新しく何かにチャレンジする時の根拠のない自信が湧いて来ましたし、それに比例するように不安があったのも事実です。今はお話を頂けて良かったと思ってます。

――初めて演技に挑戦した感想。

同じ事を言いますが本当に何も考らえれませんでした。(笑)やはり経験がなかった為、自分が今やっている事が正しいのか間違っているのかの判断基準が無いので不安という気持ちも分からないくらいでした。ですが、監督の久保監督含め高橋ヒロシ先生や周りの皆さんのアドバイスを頂き、少しずつ自分自身を見つけにいった感じです。

――アクションやその他で意識したこと。

アクション練習はとても楽しかったです!なんせ身体を動かすことは慣れているので!連日の演技練習で自分の中では答えを見つけられないモドカシイ気持ちの中でのアクション練習でしたので、体を動かすアクション練習は本当に楽しんでました。こうすればよりカッコよくアクションが見える!とか、こう動きたい!とか頭の中で答えを見つけられるのですが、アクションも自分の思うように動かない身体にとても悩みました。元々がオラオラしている性格では無いので、アクションシーンでは自分の感情にはない、怒りや勢いみたいなものを特に意識しました。

――ファンに向けてのメッセージ。

このお話を頂いた時、根拠のない自信もありました。ですが、時間が経つにつれ正直凄く不安でした。色々と考えてしまう自分もいて、本当に自分がこの役をやっていいのか…メンバーやファンの方はどう思うのだろうか?など、ネガティブな気持ちばかりが募っていき、今後の自分のヴィジョンの話など何度もスタッフさんと話をしました。その中で、やはり新しい自分に出会いたい、新しいチャレンジにしたいと思う気持ちが強くなり、この作品に臨みました。沢山の方に支えられて今回の尾々地正也を演じさせて頂きましたので、皆さん是非僕が演じた尾々地正也を好きになっていただけると嬉しいです。HiGH&LOW THE WORST 宜しくお願い致します。

 

数原龍友(GENERATIONS from EXILE TRIBE・ボーカル)

数原龍友(GENERATIONS from EXILE TRIBE)

数原龍友(GENERATIONS from EXILE TRIBE)

――話をもらった時の率直な感想。

やっとソロでの楽曲に挑戦させてもらえる…その喜びの気持ちでいっぱいでした。GENERATIONSとしての活動の中で沢山の経験をさせて頂きましたが、それぞれのメンバーが俳優業やバラエティ、様々な場所で表現の幅を広げて行く中、自分としては1日でも早くGENERATIONSの数原龍友ではないソロでの数原龍友を、世の中に届けていきたいと言う気持ちが大きくなっていたので素直に、嬉しい。その想いだけでした。

 

――「Nostalgie」に挑戦してみての感想。

GENERATIONSで歌う楽曲は、主にダンスミュージックが主流なので「Nostalgie」はヴォーカリストとしての本質を改めて問われるそんな楽曲でした。レコーディングにはかなり時間をかけて拘らせて頂きましたので、是非、細かい表現を皆さんなりに感じて頂きたいです。

――曲にこめた想い、聴きどころ。

この楽曲はすごく自分を投影しやすく、自然と歌詞が入って来ました。2番の歌詞で「変わることは勇気だと 大人になる度 そう 気がついた」と、ありますがちょうどこの曲をレコーディングした時期に、自分自身、心を、今までの考えを、大きく変なければいけない決断が迫られている時期でした。そんな時にこの歌詞が浮かび、自分が変わることは今までの生き方を変えるという事でもあり、未知な部分や怖さがありましたが、この歌詞に救われました。まさか自分が歌う楽曲に自分が救われるとは思ってもみなかったので驚きましたがその分、思い入れが強くなりました。何か変わらなければいけない。決断が迫られている。そんな方々に変わることは怖いかもしれないけれど、自分が変わることでまた道が拓けるかもしれない…そんな想いが伝わると嬉しいです。

――ファンに向けてのメッセージ。

遂に念願であった初のソロ楽曲「Nostalgie」が完成しました。きっと皆さんにも共感していただける部分がたくさんあると思います。GENERATIONSの数原龍友とはまた一味違う数原龍友を「Nostalgie」から感じて頂ければ嬉しいです。

なお、9月17日(火)、18日(水)の2日間、幕張メッセにて映画『HiGH&LOW THE WORST』完成披露試写会&PREMIUM LIVE SHOWの開催も決定している

映画 『HiGH&LOW THE WORST』10月4日(金) 全国ロードショー。

 

MY FIRST STORY、ニューシングル「無告」の詳細解禁

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MY FIRST STORYが7月31日にリリースするニューシングルの詳細が決定した。

「ACCIDENT」以来の約1年ぶりのシングルとなる今作のタイトルは「無告」。表題曲に加え、JESSE(The BONEZ/RIZE)を招いての「アンダードッグ」や、人気曲「花-0714-」のリアレンジver.などを含む、全4曲入りのシングルとなる。

また期間限定予約特典として、「メンバーサイン入りポスター」が決定。さらに、初回プレス分には『MY FIRST STORY TOUR 2019』ホール・アリーナ公演のチケット先行が封入しているとのこと。

『Local Green Festival’19』 第5弾アーティスト発表でくるり、Nulbarich、Caleb Hawleyら6組

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2019年8月31日(土)、9月1日(日)の2日間に渡り、横浜赤レンガ地区野外特設会場にて開催される『Local Green Festival’19』の第5弾アーティストとして、くるり、Nulbarich、Caleb Hawley、Stimulator Jones、TENDRE、Attractionsの計6組が発表された。

8/31(土)

BJ the Chicago Kid / Stimulator Jones / SIRUP / WONK / TENDRE / Tempalay / Iri / 藤原さくら / Ryu Matsuyama / chelmico / Attractions / yonawo / eill / Serph / and more...

 9/1(日)

YUNA / Caleb Hawley / くるり / Nulbarich / 大橋トリオ / NITRO MICROPHONE UNDERGROUND / SPECIAL OTHERS ACOUSTIC / SANABAGUN. / 踊Foot Works / Kan Sano / Jazztronik / DJ KENTARO / and more...

チケットは現在一般発売中となっており、今後随時発表される追加情報含めお見逃しなく。

まもなく10周年を迎える和楽器ユニットWASABIのこれまでの集大成となるアルバム「WASABI3」に迫る

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吉田良一郎(津軽三味線)、元永拓(尺八)、美鵬直三朗(太鼓・鳴り物)、市川慎(箏・十七絃)の和楽器が集結した、純・邦楽ユニットWASABI。アジア、ヨーロッパ、南米ツアーなどを行い海外でも大きな注目を集め、国内でもライヴ、学校公演を精力的に行い、和楽器の音が重なった時に響き、グルーヴの素晴らしさを伝えている。6月26日には3rdアルバム『WASABI 3』を発売。まもなく10周年を迎えるWASABIのこれまでの集大成でもあり、“これから”進んでいく道を明るく照らす、光のようなアルバムになっている。このアルバムについて4人にインタビューした。

 

――WASABIは“バンド”として、和楽器だけで作り上げるバンドアンサンブルを、ずっと大切にしてきました。2008年の結成当時に比べると、和楽器を主体にしたバンドも増えてきましたが、和楽器だけで構成されているバンドは、なかなかいないですよね。

元永 和楽器でアンサンブルを作りあげるのって、例えば一流の方たちを集めて音を出しても、一筋縄ではいかないというか。聴く人の好みや指向性があるので、難しいのかもしれないですが。凄腕の人たちだけが集まったらできるのかっていうと、そういうわけでもなく。

美鵬 フュージョンとは違いますよね。そこは、他と比較しても仕方ないかもしれないけど、我々にしか出せない、できないものがあると思っています。海外ツアーを重ねてきて、お客さんのレスポンスを感じて、フィードバックを聞いて、もう一回アレンジし直したり、その場で修正したりしてきて、自分たちもアンサンブル感を高めてきた積み重ねがある。そこは元永さんの話でもあったように、試行錯誤を重ね、進化してきた自負があるから、10年の中身は濃いはず。学校公演もやったし、老人ホームでもやってきたし、海外でも、現地の人だけではなく、日系の方たちだけの前でやってきて、そうすると普段日本にいるときには感じないことが、海外で色々お話を聞きながらコンサートすると、感じることができて、それがまたエッセンスとして加わるというか。

吉田 どんな場所、場面ででも、そこで足りないものは4人でちゃんと埋めながらやってきた10年なので、どんな場面でも対応できるのがWASABIです。

――色々なシーンで培ってきた感覚から生まれたものが、この『WASABI 3』というアルバムには詰まっているということですね。

吉田 この4人だとどんな形でも、バンドとして曲を作れば、いい感じのもになるというのは意識した上で作れるようになっています。一曲目の「AZUMA」は僕らの新しい代表曲になる、インパクトがある曲は欲しいなと思って作りました。

――1曲目にこの曲をこれからの決意表明として置いたという感じがします。

吉田 MUSIC VIDEOを絶対に作りたかったので、そこも意識した曲です。

――曲順はライヴを軸に活動しているWASABIとしては、やはりセットリストのような感覚で考えていったのでしょうか?

元永 基本はライブに向けて作った曲ばかりです。

吉田 WASABIは学校公演を中心にやっているので、お客さんというか生徒さんに楽しく和楽器を聴いてもらうことを意識してるので、ライブ映えというか、学校映えというか、和楽器の素晴らしさをどう伝えるかというのが変わらないテーマなんです。海外だと尚更そこが大切になってきます。どんな楽器なのか、情報ないしで全く知らずに聴いていますから。それを一つの音楽として聴いてもらうというのは、和楽器業界でも珍しい存在だと思います。

――和楽器だけという唯一無二の素晴らしさがありますが、やっぱりアルバムを聴いていると、ちゃんとメロディが立っているというか、ポップスのメロディと同じように、スッと入ってくる曲を全員が書けるが、強みだと思います。

市川 僕らの音楽を初めて聴くお客さんにも、すぐにわかってもらいたいという部分は、全員同じだと思います。

真夜中、ひっそりと開かれている宴をイメージした曲です

美鵬直三朗 / WASABI

美鵬直三朗 / WASABI

――2曲目の「Over View」はクールで、でも切なさがあって、まさにポップスという感じです。

美鵬 前からあった、元永さんが書いた曲で、ライブではやっているんですけど、今までアルバムには選ばれなかったんですよね。これいい曲だよっていっても元永さんが「ふーん」って言うから(笑)。

元永 自分では推しじゃなかったんですよ(笑)。でも今回レコーディングするにあたっては、尺八にも色々な長さがあるんですけど、今まで使っていたのものとは違う長さのものを使ったので、雰囲気が変わっていると思います。ライヴで聴いたことがあるという人も、また違って聴こえてくると思います。

――吉田さんが書いた、どこか盆踊りを想起させる、古典的なリズムの太鼓が印象的な「雄気堂堂」は、タイトルもインパクトがあってすごくいいですよね。

吉田 このタイトルは美鵬さんが考えてくれました。タイトル作りに関しては全幅の信頼を置いています。

美鵬 曲のイメージありきですが、あとは作った人のキャラクターでしょうか。割とそれに引っ張られるかもしれません。

吉田 タイトルが決まると、曲に命が入って、より強くなると思うので、タイトルはすごく大切だなと思います。

元永 「子字の宴 Neji no Utage」も、絶対浮かばないタイトルだね。

美鵬 不思議なもので、自分で書いた曲のタイトルは自分では思い浮かばないんですよ。だから、奥さんから言われた、子字の刻という言葉ヒントになっていて。子字の刻というのが、真夜中の1時頃のことで、人里離れた森の中で、真夜中、ひっそりと開かれている宴をイメージした曲です。

――ヒーリングミュージックというか、真夜中をイメージした曲なのに、どこか清々しいというか。

美鵬 私はそう思ってるだけで、聴いてる人は癒しとか、清々しいとか、清涼的な感じを感じて下さる方が多いので、だから面白いなって。一人一曲というテーマが1stアルバムからあって、今回も見て見ぬふりをしていましたが、みつかってしまって(笑)。

――20~30種類に鳴り物や吹きものを駆使して、一人多重録音に臨んだとか。

美鵬 そうなんです。

吉田 誰もジャッジができない、誰も何も言えないような感じで(笑)。

市川 録りながら実態が見えてきた。

元永 徐々に明かされて。この曲は曲順も悩んだよね、最後かな、真ん中かなって。で、箸休めだなみたいな感じになったよね。

美鵬 WASABIの曲は物語性、指向性がしっかりしてるものが多いので、せっかくのソロ曲なので、逆にアンニュイな、人それぞれ全然感じ方が違う、振り幅がある感じのものにしようと思いました。元永さんがおっしゃったように、隙間というか合間というか、箸休め的な感じで入って、ここからまた次に行くという感じにしました。

――確かに他の曲と温度感が違うので、それで逆に清々しいと感じたのかもしれません。

美鵬 割とどの曲も熱さやパワーを感じるので、一人でやったのがよかったのかもしれません。

――ライブもソロコーナーでこの曲をやるということですか?

美鵬 ここではっきり言いますけど、やりません(笑)。

元永 やろうよ。

市川 やろうよ、我々が打楽器できるようになったら(笑)。

ライブでは勢いがある曲が本当に大切で、海外は特に1曲目がすごく大事

吉田良一郎 / WASABI

吉田良一郎 / WASABI

――「アガイティーラ」は沖縄音階を使った曲が欲しいという吉田さんからのリクエストに、市川さんが応えて書いた曲だそうですね。

吉田 これは本当にいい曲。三味線のルーツは三線なので、沖縄音階、この音色で作れたらいいなって思って。

市川 2ndアルバムが出る前からあった曲です。

吉田 メンバーが沖縄でライブをやりたいねって言ったから作った曲でもあって。願望で作った歌です(笑)。

――この曲のタイトルも美鵬さんがつけて、「刹雷」もそうですか?

美鵬 沖縄の言葉で「昇る太陽」とか「朝日」のことです。「刹雷」は、哀愁が漂う空気感の中で、一瞬明るく煌めく光をイメージしています。

市川 この曲も元々ライブ用に作ろうって作った曲で、勢いもありつつ、ちょっと日本的な音階も混ぜたような雰囲気のやつが欲しいと思って。

――これもすごく“ポップス”です。

市川 ポップス的な要素と和の要素と両方盛り込んだような感じ、そういうのでライブで勢いよくできる曲があったらいいなと思いました。

吉田 ライブでは勢いがある曲が本当に大切で、海外は特に1曲目がすごく大事で、ここでこけると、後半に響いてきます。そこからグッと引き上げるのが大変で、1曲目、2曲目でガッと掴んでしまえば、盛り上げやすいというか、最後まで勢いが落ちないので、そこは結構いつもこだわっていて。

――吉田さんは吉田兄弟としても海外公演が多いですが、吉田さんにとって吉田兄弟とWASABIという2つの存在は、自身の中でどう変化してきていますか?

吉田 難しいですけど、WASABIはこの4つの楽器にこだわって、どこまでいけるかという感じで、吉田兄弟はコラボレーションを重ねて、チャレンジしてる感覚です。

――常に開拓していってる感じですよね。

吉田 吉田兄弟も20周年、WASABIも間もなく10周年で、それをどう線引きしながらやっていくかっていうのがあって、実は吉田兄弟では、僕はメロディアスで優しい曲ばかり書いてるんです。WASABIでは激し目の、攻撃的な曲を書いていて、そこは自分でも不思議なんです。弟が結構激しい曲を作るので、僕はメロディアスな方へいくのかもしれません。だから僕はWASABIでは、メロディアスな曲はほぼ書いていないはずです。

元永 ここでパッと発散してね。

吉田 それから吉田兄弟の時は着物を着て、WASABIでは洋服です。時代は僕は和楽器業界も洋服というか、普段がこういうカジュアルな格好で練習してるので、これが自然だと思っていて。そんなナチュラルな感じを、僕は子供たちに伝えたいっていうのが、WASABIでのテーマでもあります。着物を着て、あまり敷居を高くしたくないんですよね。

和楽器ではあんまりなさそうなノリのものを作りたいと思いました

元永拓 / WASABI

元永拓 / WASABI

――「この道~星の行方」は、元永さんが山田耕筰先生の曲をモチーフにして、曲を広げていっているという珍しいタイプの曲ですね。

元永 基本的にカバーはやらないのですが、学校公演で「ふるさと」のような唱歌もやるので、そういう曲がもう一曲あってもいいかなと思って。「この道」はメロディがポップなので好きなこともあって、作ってみました。

吉田 学校公演で、一曲くらいみんなが知っている曲があった方が、キャッチーかなって意識した上での一曲ですね。自信作です。

元永 イントロと間奏と後奏が、全く別の、合作のような感じになっています。これは元々のメロディを展開したり、変奏するというより、「この道」からインスピレーションを得て生まれる、また違う自分のメロディによって、この曲の世界がひとつになるという感覚です。

――「World Tour」は、まさに海外公演を行う際、パンチがある曲が欲しいという思いから生まれた曲ですか?

吉田 オーディエンスが参加できる、ハンドクラップものが欲しかったんです。

元永 それぞれの楽器の紹介的な部分も入れつつ、バンドとしてやってきたので、和楽器ではあんまりなさそうなノリのものを作りたいと思いました。

――ライヴで聴くとより世界が広がる曲です。

吉田 一曲目の「AZUMA」以外は、ライブから育ってきてる曲たちなので。

――8月にはこの作品の発売記念ライヴが、名古屋(ブルーノート)・大阪(ROYAL HORSE)・東京(LIVING ROOM CAFÉ&DINING)です。

吉田 ブルーノートはいわずもがなの老舗のハコで、老舗といえばROYAL HORSEもコテコテのジャズのハコだったりするので、楽器の鳴りはバンド編成だと熱量が伝わりやすいというか。だからジャズではなく和楽器なんですけど、違和感なく演奏できます。お客さんもそう感じてもらえるはずです。LIVING ROOM CAFÉ&DININGは、何度かやらせていただいていますが、僕の意見ですけど、自分の音色がはっきり聴こえるんです。コンサートホールは音がパーンといってしまいますが、LIVING~は自分の音がわかりやすくはっきり聴こえるので、やっていて楽しいです。

4人の関係性、空気感は全く変わらないですね

市川慎 / WASABI

市川慎 / WASABI

――しかも至近距離で、寛げる空間でお客さんは聴けます。

元永 そこがいいですよね。

吉田 和楽器は会場によって音の違いが生々しく変わるので、面白いし、難しいところです。でも僕らにはWASABIの5人目のメンバーというべき、絶対的な信頼を置いているエンジニアの方がいるので、音の部分は心強いです。

市川 箏は音色が小さく、太鼓は大きいので、音のバランスをとるのがすごく難しいんです。

――でもどんな会場でも、それぞれの楽器がちゃんと心地よく聴こえてくる音を作りあげることができるんですね。

吉田 そうです。コード感をきちんと出してくれるので、そこがすごく大切な部分なんです。

――まもなく10年を迎えます。

吉田 あっという間だったけど、本当に色々なことをやった気がする。

元永 言われてみれば色々なことたくさんやってきたけど、感覚としてはあっという間。

美鵬 ひとつずつを思い返すと、言うほどあっという間じゃなかった気もしますね。

市川 4人の関係性、空気感は全く変わらないですね。

――初期衝動が色褪せないということですよね。

吉田 そこは全く変わらないです。

元永 吉田さんからの「WASABIっていうバンドやりたいんだけど」って言われて、「いいんじゃないですか」っていう何気ない会話から10年。

吉田 それぞれが色々な活動をしているので、これからもストレスなく、それぞれが自分のやりたいことができるWASABIであってほしいなって思っています。

WASABI

WASABI

 

取材・文=田中久勝 Photo by林信行

尾崎世界観(クリープハイプ) “事故啓発”エッセイ『泣きたくなるほど嬉しい日々に』書籍化決定

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クリープハイプの尾崎世界観(Vo,Gt)による“事故啓発”エッセイ『泣きたくなるほど嬉しい日々に』が、7月26日に発売されることが発表となった。

同書は、雑誌『ダ・ヴィンチ』で2018年4号から1年間連載したエッセイに大量の書き下ろし等を加えた、“尾崎世界観丸出しの一冊”。

人気ロックバンド、クリープハイプのフロントマンとして、作詞作曲も手掛ける尾崎世界観。これまでに『祐介』『苦汁100%』『苦汁200%』『犬も食わない』などを上梓し、文学界でも脚光を浴びる彼が紡ぐ、無防備なほどにリアルな本心とは? 他人に笑われても“好きなもの”を大事にする著者の強さの裏にひそむ葛藤は、生きづらさを抱えるすべての人に届く作品になっているに違いない。

『イナズマロック フェス 2019』に日向坂46出演決定

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9月21日(土)、22日(日)の2日間、滋賀県草津市烏丸半島芝生広場で開催される『イナズマロック フェス 2019』の、「雷神ステージ」第4弾出演アーティストとして、21日(土)に日向坂46が出演することが発表された。

なお、チケットはオフィシャル5次先行を7月15日(月・祝)23:59まで受け付けている。

日向坂46

日向坂46

 

アンダーワールドのニューアルバムがリリース決定

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アンダーワールドが、最新アルバム『DRIFT SONGS』を10月23日にリリースすることを発表。本作は、彼らが52週間にわたって取り組んでいる『DRIFT』シリーズの総決算であるとのこと。

『DRIFT』は、作品をよりスピーディかつ直接的にファンに届けるための様々な創作を発表していくプラットフォームとして2018年11月からスタートし、毎週ペースで音楽や映像、エッセイが発表されてきた。今回のアルバムは、その中から厳選した曲をさらに拡張し収録するという。制作は現在進行形で、詳しい収録内容などは後日発表となる。

『DRIFT SONGS』トレイラー

さらに7月5日より、アンダーワールドも所属するデザイン集団・TOMATOが手がけた『DRIFT』シリーズのグラフィックを採用したプリントTシャツが、全国の417 EDIFICEにて販売される。

『DRIFT』Tシャツ

『DRIFT』Tシャツ

『DRIFT』Tシャツ

『DRIFT』Tシャツ

『DRIFT』Tシャツ

『DRIFT』Tシャツ


幻の童話作家の絵本を舞台化した『ビビを見た!』が開幕 岡山天音、石橋静河らのコメント&舞台写真が到着

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2019年7月4日(木)KAAT 神奈川芸術劇場にて、『ビビを見た!』が開幕した。本公演の舞台写真と上演台本・演出を務める松井周、そして岡山天音、石橋静河、樹里咲穂ら出演者の初日コメントが届いたので紹介する。

本公演は、幻の童話作家と言われた大海赫の絵本を松井周が舞台化。盲目の少年・ホタルが7時間だけ目がみえるようになることから始まる物語は、全身緑色の少女・ビビ、鎖をきひずった大男・ワカオなどが登場し、一見ファンタジックにもみえるが、その衝撃的なストーリーと、強烈な色彩感は大人も強くひきつけ、神秘的とすら思える壮大なものだ。

撮影:前澤秀登

撮影:前澤秀登

<初日開幕コメント>

■岡山天音
今日は、開演数分前に松井さんとすれ違ったときに「色々言ったけれど今日は楽しんでください!」と言われて、その言葉がすっと入ってきて思い切って舞台に立てました。
この作品の世界はすごく奥行きがあって、特にビビと二人きりのシーンは演じる度に言葉に対する解釈が変わるので、これから毎回その奥行きを見つけていくのが楽しみですし、お客様にも「この世界はどこまで続いていくんだろう」という感覚で観ていただけるような作品にしていきたいですね。皆さんにとってのビビを見つけてもらえたら嬉しいです。明日からも頑張ります!

撮影:前澤秀登

撮影:前澤秀登

■石橋静河
あっという間の稽古期間で、「もう初日!?」というのが正直な気持ちですが、キャスト・スタッフ共に素敵なメンバーに恵まれ、楽しい創作の時間でした。
演出家の松井さんは、笑いながら難しいことを要求する方。でもそれが不可能な事とは決して思えずどうしたらうまくできるのかを考え、常に前進する気持ちを奮い立たせる方です。
「ビビ」は特別で不思議な役で、私も体験したことがない舞台でした。お話も決して分かりやすいものではありませんがお客様ひとりひとりが感じていただけることが全てで、それを楽しんでいただければと思います。

撮影:前澤秀登

撮影:前澤秀登

■樹里咲穂
お稽古から色々な失敗を繰り返し、今の今まで模索し続けましたが、初日にようやく「これがやりたかった」というレベルまで持ってくることができ、ほっとしています。
初めて松井さんとご一緒しましたが、つくってはすぐ壊し、ブロンズ像を作っているような感覚で舞台の演出をしているように感じました。松井さんがやりたいことが純粋に伝わり、その想いに応えたいと思わせる方です。
原作者・キャスト・スタッフ全員のパッションが込められた舞台です。決して当たり前ではないが、誰もが起こりうる世界を体感してほしいと思います。

撮影:前澤秀登

撮影:前澤秀登

■松井周
自分にとって原点ともいえる絵本を舞台化することができて、今日は本当に感無量です。色々チャレンジングな方法を使って、俳優にもスタッフにも無理難題を強いたと思いますし、作品が生まれるまでは難産でしたが、良い生まれ方をしたなと思いました。そしてこれからもっと良くなっていくと思いますので、ぜひ、劇場でご覧ください。

撮影:前澤秀登

撮影:前澤秀登

圧倒的な爽快感と息苦しさを美しく両立させた伝説の絵本の舞台化作品。本公演は、2019年7月4日(木)〜7月15日(月・祝)KAAT 神奈川芸術劇場 <大スタジオ>にて上演。

『フジロック』3日券完売! 総勢245組・全出演アーティスト&タイムテーブル発表

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7月26日(金)、27日(土)、28日(日)に新潟県湯沢町苗場スキー場にて開催される自然と音楽の共生を目指す日本最大級の野外ロックフェスティバル、『FUJI ROCK FESTIVAL'19』。その最終ラインナップ&タイムテーブルが本日オフィシャルサイトにて発表された。

今回新たに追加発表された34組には、メイン・ステージ出演権を獲得したROOKIE A GO-GO出身の突然少年(26日(金)/レッド・マーキー) 、中今後のシーンを牽引すること間違いなしの大注目女性アーティスト、JAY SOM (27日(土)/レッド・マーキー) 、初出演となるSANABAGUN.(28日(日)/ホワイト・ステージ)、2016年より恒例のG&G Miller Orchestraはトータス松本をフィーチャリングする他、1,500通を超える応募の中から見事今年のROOKIE A GO-GOステージ出演の切符を勝ち取った15組、細美武士(ELLEGARDEN/the HIATUS/MONOEYES)とTOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU)によるthe LOW-ATUSや現沖縄県知事の玉城デニー氏をはじめとするGypsy Avalonで開催されるアトミック・カフェ、ライブ&トークのラインナップも含まれ、全16ステージ、総勢245組のアーティストが今年も苗場に集結する。

◎タイムテーブルはこちら https://www.fujirockfestival.com/artist/

JAY SOM

JAY SOM

the LOW-ATUS

the LOW-ATUS

■新人アーティストの登竜門ステージ「ROOKIE A GO-GO」出演者決定!

2019年のフジロックへの切符を手に入れたのは、次の15組。ブレイクを予感させる彼らの音源は視聴可能、詳しくはオフィシャルサイト(fujirockfestival.com)で確認してほしい。

「ROOKIE A GO-GO」出演アーティスト
◎7/26(金)
KOTORI / E.scene / HOPI / paranoid void / mildrage
◎7/27(土)
ゆうらん船 / 君島大空 / 森永陽実とイル・パラディソ / YAZEKA / World Maps
◎7/28(日)
AGATHA / んoon / 揺らぎ / MIRRROR / dodo


■チケット情報

フジロック開催まで、いよいよあと3週間。3日通し券&駐車券とムーンキャラバンチケットの完売が昨日発表されるなど、この1週間で売り切れの券種が続々と発表されている状況だ。各券種売り切れていない場合に限り、券種日の前日まで購入は可能、ただし規定枚数に達し次第売り切れ/販売終了となるので早めの入手を!

<現在購入可能なチケット及び最終販売日>
◎7/28(日)1日券&駐車券 → 7/27(土)まで
◎後2日券(土・日)&駐車券 → 7/26(金)まで

<駐車券、当日引き換えについて>
各プレイガイドでは順次、駐車証の配送を締め切り、当日の引き換え対応に切り替わる。購入時に発券される駐車券を来場時に各該当の駐車場に持参し、そこで駐車証と引き換えの上、車を停め置く流れとなる。

□イープラス(PC・スマートフォン)
https://eplus.jp/frf/
※コンビニ支払い・受取手数料0円、イープラス限定特典付き
※海外からの受付は入場券、キャンプサイト券の取り扱い(英語/中国語)


最終ラインナップとタイムテーブルが発表された本日以降、参加を迷っていた人も最終判断ができるようになったことでチケット争奪戦になることは必須。すでに売り切れている券種もあるので、各券種、受付などの詳細はオフィシャルサイト(fujirockfestival.com)で確認して入手してほしい。

また、チケットと同じく大切な苗場までの移動手段、宿泊も忘れずに手配しよう。

新幹線と入場券がセットになった《往復JR新幹線+チケットパック》では、東京・上野・大宮・熊谷・本庄早稲田・高崎駅に加えて、新たに新潟・長岡駅発着プランが今年から登場し、購入者には越後湯沢駅発〜会場行きのシャトルバスに優先乗車できる「新幹線プラン専用レーン」が用意される。(利用回数1回のみ、シャトルバス料金500円別途必要)「びゅう予約センター」では首都圏発着分のみ出発の5日前まで、「えきねっと」では来場日前日の18時まで購入できる。

ふと気がつけば、もう7月。準備を万全にして最高の夏の思い出を作りに行こう!

文=早乙女’dorami’ゆうこ

 

『AKIRA』が舞台となった年に4Kリマスターで再臨!さらに大友克洋監督作と新『AKIRA』製作も決定

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後世の映像作品に多大な影響を与え、SFアニメの金字塔となった『AKIRA』が4Kスキャン&4Kリマスター&HDR化、さらに5.1ch音源のリマスターも実施され192kHzからさらにウルトラ処理を施された全く新しい音源なって作品の舞台となった2019年に蘇った(発売は2020年4月24日)。その告知CMと場面写真も公開された。

『AKIRA』4Kリマスターセット発売告知CM(第一弾)

©1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

©1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

©1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

©1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

©1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

©1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

©1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

©1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

©1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

©1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

 

大友克洋監督新作、さらに『AKIRA』新アニメ化も

さらに、大友克洋監督新作映画『ORBITAL ERA(オービタルエラ)』のスタートも発表された。詳細はまだ不明だが期待したい作品だ。

また、同時に『AKIRA』の新アニメ化プロジェクトも発表された。今回、1988年にアニメ化された映画が4Kリマスターされたわけだが、最新の技術で描かれるとどうなるのか。こちらも詳細はまだ未発表で、続報に期待したい。

そしてて、講談社による『OTOMO THE COMPLETE WORKS』プロジェクトがスタートすることも明らかになった 。これは大友克洋自身が自らの作品群を編集、構成し、“大友克洋“という作家の誕生から創作と思考の軌跡を読み取ることができる、まったく新しい集成を制作することがテーマのプロジェクト。

大友克洋が表現者として世に出た1971年の漫画デビューから、すべての作品や発言を年代順に収録するという。「全集」を越えた“大友克洋“ 「全部」と言えるものになりそうだ。また、すべての若い作家や読者たちのために、ということもテーマのひとつとしているため、日本はもちろん世界での出版も目指すという。より詳細な内容や刊行開始予定については、これも続報を待ちたい。

「あなたの物語」として観客に憑依する 響きあうアジア2019 ウティット・ヘーマムーン×岡田利規×塚原悠也『プラータナー:憑依のポートレート』レポート

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2019年6月27日(木)から、『プラータナー:憑依のポートレート』が東京芸術劇場シアターイーストで上演されている(7月7日(日)まで)。

本作は、2017年6月にタイで出版されたウティット・ヘーマムーンの小説『プラータナー:憑依のポートレート』を、岡田利規の脚本・演出によって舞台化した作品。初演は2018年8月にバンコクのチュラロンコーン大学文学部演劇学科ソッサイパントゥムコーモン劇場で行われ、同年12月にはパリのポンピドゥ・センター(フェスティバル・ドートンヌ・パリ/ジャポニスム2018公式企画)で上演。タイ、パリ公演を経てアップデートされた、待望の日本公演となる。

今回、セノグラファー・振付を担当するcontact Gonzoの塚原悠也のほか、音響や映像などもスタッフ役として舞台に上がる。主人公カオシンの人生が「あなたの物語」として語られるという同作について、26日に行われたゲネプロの様子からお伝えする。

物語のはじまりはプールサイドに座る、少年ワーリー。本作では、1990年代初頭から現代まで、芸術家である主人公カオシンの性愛の遍歴を、彼が住むタイの政治的な変動とともに描かれる。俳優がくりかえしカオシンの人生の物語を観客に語りかけるが、語られている対象は“あなた”だ。そうすることでカオシンの物語を、観客自身の人生にそれぞれ憑依させる。

また一つの役を複数の俳優が演じていて、代わる代わるナレーター役も担う。

カオシンの絵のモデルになるワーリーが覗き込むプールサイドの輪郭を描いていたLEDロープは、タイの中心に流れるチャオプラヤー川に変わり、時代は1992年へ。

観客の入場時、舞台奥にあるスクリーンに映っているカオシンが書いた文字は、原作者ウティットによるオリジナルフォントだそう。舞台上に現れるLEDパネルにはその時の年代が西暦と仏暦で表示されている。

教師に薦められて美術大学であるシラパコーン大学を目指す高校生のカオシン。ここではカオシンが恋心を抱く詩人との出会いが描かれる。いずれ活動家の道を歩むようになる詩人のためにプラカード制作を手伝うカオシンの手元がスクリーンに映るが、

「あなたは彼女の頼みをきいてデモのプラカードを描いた。」

と書かれた字幕にドキリとする。

舞台奥のスクリーンには字幕のほかに、上演中に俳優やスタッフ役が撮影するカメラの映像、様々なイメージが流される。あるシーンで背景にあるのは、実際にある女性の裸婦像の3DCGだ。像をクローズアップする箇所や画角でセクシャルな表現であることが想像させられる。

原作には直接的な性表現が多く登場するが、舞台化する上でそういった性的なシーンがどのように表現されているのかも見どころの一つだ。

舞台上で存在感を放つのが、巨大な脚立だ。奥に見える冷蔵庫にはシンハービールが入っていて、上演中に俳優は自由に飲んでいいらしい。その他にもテント、机、トラフィックバリアなどがあり、役者と舞台上のスタッフ役のメンバーが動かすことで、見る側・見られる側の関係性や視線の向く先も変わっていく。

詩人と別れたカオシンは美術大学の同級生のラックチャオと関係を持ち、卒業後に別れる。そのときにラックチャオに起こった不幸を知り、カオシンは独自の日本のアダルトビデオ論を語る。それを2人の女性俳優が代弁し、軽快なパフォーマンスで魅せた。

時代はさらに移る。カオシンは映画制作の現場で働いている。政治的な動きとしては、民主主義の発展を謳うタックシンがタイ愛国党を創設し、首相に着任した年である。カオシンは裕福な家庭に育つ帰国子女のファーと関係を持つようになる。

やがてカオシンとファーはレンタルビデオ店で働く青年ナームと三角関係になる。ここではタイの政治的な対立を深刻化させている経済格差という境界もあらわになった。

個人的な映画を制作するためにカオシンは、ナームとファーの絡みを撮影する。背景のスクリーンにはナームを正面から捉えた映像が流れ、まるでナームと目が合ったような感覚に陥ってしまう。

写真:高野 ユリカ

写真:高野 ユリカ

3人のセックスシーンは次第にアダルトビデオの撮影現場のように変貌していき、2006年に起こった反タックシン派による軍事クーデターの顛末と重なっていく。霧を吹きかける演出が憎い。

カオシンが盗撮したナームのある動画がネットで拡散されて、自暴自棄になったナームは自殺してしまう。脚立にはベルトコンベアが仕込まれていて、ナームを象徴する写真やチープなおもちゃが流されていく。流されるように死に向かうことになったナームを悼まずにはいられない。舞台上にある数々のこうした装置は常に目を楽しませてくれる。

写真:高野 ユリカ

写真:高野 ユリカ

塚原によるセノグラフィーが観劇の面白さをより深めているのは間違いない。そして荒々しくも目が離せないのが、塚原演出の殴り合いのようなパフォーマンスだ。

2010年に起こったタックシン派のデモと強制的に鎮圧された政治的背景と重なる格闘シーンでは、途中で塚原自身も加わり、塊のようになって役者の身体が舞台を移動していく。作品を通して、国家によって強制される不自由な個人の身体が描かれるが、その状態を強く意識させられるのがこの場面だ。

写真:高野 ユリカ

写真:高野 ユリカ

そして最後に舞台上に現れるものは…。

劇中では様々な「境界線」が描かれているが、小説という異なる文化とはボーダーレスにつながり、立体的な作品として立ち上げた演劇の懐の深さには感動させられる。そしてなにより、字幕として表れ、俳優に語られる言葉の美しさがいい。ひとを癒すのではなく傷を残す芸術の痛みを体感させられるものだった。

三輪タクシーや寺院といった観光者が知るエキゾチックなタイの光景ではなく、政治的な対立によって激動してきた歴史的な一面を知ることになるが、タイに属していない“あなた”に何らかの変化が起こることを、観劇して実感してほしい。

取材・文・撮影(クレジットのないもの)=石水典子

大友克洋監督の新作映画『ORBITAL ERA』サンライズで制作決定! 描き下ろしキービジュアルも公開

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株式会社サンライズは、大友克洋監督による新作SF長編アニメーション映画『ORBITAL ERA』(オービタルエラ)の制作を決定した、と米・ロサンジェルスで開催中『Anime Expo 2019』(7月4日~7日Los Angeles Convention Center )のサンライズパネル(現地時間7月4日17時、日本時間7月5日9時より開催)内で大友克洋監督、浅沼誠(株式会社サンライズ 代表取締役社長)、土屋康昌(株式会社サンライズ プロデューサー)と登壇し、発表を行った。

登壇した3人

登壇した3人

新作映画『ORBITAL ERA』は、1988年公開の『AKIRA』、2004年の『スチームボーイ』に続く3作目の長編アニメーション映画で、大友克洋自身が原案・脚本・デザインワーク・監督を手掛ける。

大友克洋監督

大友克洋監督

物語は近未来、建設途上のスペースコロニーを舞台に特異な環境や社会の中、翻弄されながらも生きていく少年達の冒険活劇。少年の目を通して『人類未来のリアル』が描かれる。今回の発表のために大友克洋氏が描き下ろしたキービジュアルも発表された。

公開時期などはまだ発表されていないが『AKIRA』のリメイクも同時に発表されている。ちょうど『AKIRA』の舞台となった2019年からの始動。さらなる情報を待ちたい。
 

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