2021年7月30日(金)神奈川県立音楽堂にて、『大友良英スぺシャルビッグバンド 初登場! みんなー!たのしい音楽始めるよ、あっつまれー!』が開催されることがわかった。
神奈川県立音楽堂は、0才の子どもから上は年齢制限なく、もちろん、性別や国籍、障がいなどそれぞれの人がもつあらゆる背景を超えて集い、誰もがリラックスして過ごせる新シリーズ「子どもと大人の音楽堂」を立ち上げた。
本シリーズは、コンサートは行きたいけれど、未就学児童は入れないから、客席で静かに聴いていられないかもしれないから……様々な理由でハードルが高いと感じていた方にこそいらしていただきたい! ゆったりと楽しんでいただきたい! という思いから0才から18才まで入場無料とし、その他にも「客席を真っ暗にしない、コンサート中ドアを一部開放し出入は自由」などお客様が快適に過ごせる様々な準備をしてお迎えする、というものだそうだ。
大友良英スペシャルビッグバンド (C)土居政則
そんな新たなシリーズに出演するのは、自由自在に音楽をあやつれるミュージシャンが集まった「大友良英スペシャルビッグバンド」。リーダーの大友良英は、ギターとターンテーブルの即興演奏家として世界中で活躍中。一方、テレビや映画の音楽も多数手がけながら、10代を過ごした福島を支える「プロジェクトFUKUSHIMA!」の活動や、札幌芸術祭のゲストディレクター、「アンサンブルズ東京」のディレクションなどアートプロジェクトにも多数携わり、「音楽ってなんて楽しいんだ!」ということを身をもって表現できる髄一の音楽家。大友は小学校3年で福島に引っ越すまで横浜で育ち、今回自身のルーツである横浜に建つ神奈川県立音楽堂では記念すべき初の公演となる。
なお、本公演には「みんなで演奏しよう!」というテーマの会場参加コーナーがあり、当日、たたいて音が鳴るものをひとつ持参してほしい、とのこと。お菓子の空き箱など楽器でなくてもOK。もちろん自作の楽器や手拍子も大歓迎だそうなので、好きなものを持っていこう。(感染症対策のため、吹く楽器、声を発するものは不可)
大友良英スペシャルビッグバンド プロフィール
2013年4月から9月まで放送されたNHK連続ドラマ小説「あまちゃん」のサウンドトラックを演奏したメンバーたちによる大友良英&「あまちゃん」スペシャルビッグバンドがその名前を変えて活動しているグループ。メンバーはクラシックやジャズ、ポップスやロック、実験的な音楽等様々なジャンルで活動する精鋭たち。「プロジェクトFUKUSHIMA!」で始まった盆踊りの企画や、新宿PIT INNでの定期ライブのほか、2019年には大河ドラマ「いだてん」のサウンドトラックも手掛けるなど、その活動は多岐にわたる。